こんにちは、副院長です。今日から6月に入り、あっという間に今年も半ばになりましたね。
昨年梅ジュースの効果について書いたところ、好評いただいたので、今年は梅干しについて書いてみようと思います。
皆さん、梅干しを作ったことはありますか?
私は消化器専門なので、やはり腸内細菌を大事にする食生活を大切にしています。
考えてみると、表にでている皮膚と消化器は繋がっていますよね。『皮膚は最大の臓器』とも言われていますが、消化器~皮膚は繋がっているので実は更に大きい範囲だと考えています。腸内で免疫が作られたり、腸内環境が感情までコントロールしているという研究もあります。幼児期の感情制御は腸内細菌叢と関係する- 腸内細菌叢を活用した新たな発達支援を目指して- | 京都大学 (kyoto-u.ac.jp)
この他にも抗アレルギーの役割など様々な役割があるのですが、あまりに長くなるので今回はまた別の機会として、お伝えしたいことはつまり
『様々な役割を持つ腸内環境を大切にして損はない』
ということです。
私が腸内環境を大切にするために取り組んでいること。
・アルコールを控える 腸内細菌に影響があります。
・抗生物質を控える 同上(お身体自体の為に処方される場合もあるので必要な場合まで控えないで下さいね!)
・適度な運動と睡眠 ぜん動運動を促進します。
・食物繊維や水分を豊富に含む野菜や果物、全粒穀物を摂取する 玄米、たまねぎ、大根が私の腸のお気に入りです。その他、きのこや根菜など、ご自身に合う食材や量を探してみて下さいね。食材によっては食べ過ぎるとガスが溜まったり不快な事象が起こります。
・お酢を摂る 腸の血流がよくなってぜん動運動が活発になります。黒酢がマイルドで摂りやすいです。
・発酵食品を摂る 言わずと知れた効果があります。過度な摂取は問題となることもあるので、ご自身に合った適量をお探しになってみて下さい。
話しが長くなりましたが、最後二つ、『お酢』『発酵食品』が一度に叶うのが、
梅干しです。塩分にも気をつけたいので、バクバク食べるわけにはいかないのですが、5月頃を過ぎたら(少しでも汗をかくようになったら)一日1個を目安にいただいています。
6月になると梅が出回るので、それが完熟梅になったころに購入し、ベランダで梅干しを作っています。手順はご想像よりずっと簡単で、
①水洗いして乾かした梅に好きな塩をふりかける
↓
②重しをして、暫くしたら取り出す(途中産物で、梅酢も取れます)
↓
③ベランダで天日干し(干し野菜ネットがあれば簡単です)
本当に簡単で、そしてすぐに食べてしまうくらい美味しいですよ!
もしお作りになる場合は完熟梅がオススメです。
それでは今日はこの辺で。皆様よい週末をお過ごし下さい。
副院長
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