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秋刀魚と胃の話

  • jin-ikai
  • 9月3日
  • 読了時間: 1分

 あっという間に九月になりましたね。今年も本当に暑い夏でした。昨日、魚屋さんで丸々と太った秋刀魚を見かけました。銀色に輝く姿に「今年も秋が来たなぁ」と感じると同時に、思わず食欲をそそられました。


ところが、秋刀魚は脂がしっかりとのっている分、年齢を重ねた方にとっては「ちょっと重たいな」と感じることもある魚です。若い頃には何ともなかったのに、最近は食後に胃がもたれる……そんな声をよく耳にします。


 その理由は、胆汁や胃酸の分泌が年齢とともに減っていくからです。脂を分解する力が少しずつ弱くなり、消化に時間がかかるようになるのです。


ここで役立つのが、昔からの食べ合わせの知恵。秋刀魚に添えられる「大根おろし」です。大根には消化を助ける酵素が含まれており、脂っこさを和らげてくれます。さらにポン酢やすだちを絞れば、さっぱりと頂けて胃への負担も軽くなります。


 「美味しいけれど、ちょっと心配」な旬の味覚も、食べ方ひとつで体にやさしく楽しむことができます。

どうぞ皆さんも、秋の味覚を上手に取り入れながら、季節の移ろいを味わってください。



院長

 
 
 

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